携帯、パチンコ、自家用車挙句の果てに高利貸し

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さて、アイフル問題。高利貸し業が果たして社会の役に立っているといえるだろうか。企業が社会に存在する意義は社会貢献とばっかり思っておりましたが、現代はそうじゃないようだ。
 たとえば売春、ギャンブル、そして高利貸し。これら商売は労せず儲けられる夢の事業だ。表向き禁止されているこれらの事業は特別な人々によって暗黙のうちに商われてきた。
 その中で高利貸しは、マーケットにも認められ、テレビコマーシャルに乗せて市民権を得てきた感があるが、何をもってこの商いが社会貢献といえるのだろうか。銀行より、信金よりどこよりもウダウダ言わずに金を必要とするとき気軽に相手から借りてくれというところなのでしょうか。
 今回、政府が高利にメスを入れることになったが、需要と供給の関係から業績を上げてきた消費者金融。高利を承知で借りたではないかと社員の声が聞こえてきそうだか、文字を読めない日本人がいなくなったのに、ここまで個人個人の判断力が低下している原因は何なのであろうか。
 かつて、決して表に出てこなかった怪しい商いが市民権を得ていくのはどうしてでしょうか。
 モラルハザード、倫理の欠如、道徳の喪失。良識、一般常識、価値基準を誰が定めていくのか。政治と教育の大きな問題点です。
 教室の目の前に、高利貸しがあります。顔見知りの人がまれに訪れますが、絶対に会話することはありません。後ろめたい、恥ずかしいという思いがあるにはあるようです。
 少なくとも、高利貸しに足を運ぶ前に我慢の生活をすればしのげるのではないでしょうか。急病何とか病院代何とか。病院代がなくなるそこに至るまでに何があったのかそれを考えることが大事。
 わが生まれ育った神津島は幸い大手の高利貸しなんて立地できない。否、大手が目をつけていないだけかも知れませんか、そんなものが来て百害あって一利あるだろうか。
 足るを知る。ことわざ、教訓、教え。これらの価値観を確実に後世に伝えなければ法律を作っても、改正しても追っかない世の中になる。すでになってしまった。さて自分はどうする。アイフル。

             文無し上等シンガーソングライター
                さくらい英夫