石村萬盛堂社長「石村僐梧」氏が講話の中で語っていた。
「一生懸命は、正しくは一所懸命です」
もともとの語源は一所懸命のようである。
一生の間、懸命に頑張るのはシンドそうだが、一所懸命であれば何となく頑張れそう。
国語辞典には
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-----いっしょう-けんめい ―しやう― 【一生懸命】-
(名・形動)[文]ナリ〔「一所懸命」から出た語〕(1)命がけで物事をすること。全力をあげて何かをするさま。副詞的にも用いる。「―(に)努力する」「―がんばります」(2)引くに引けないせっぱつまった状況。せとぎわ。「こりやもう九郎兵衛が―。舅どの勘忍さつしやれ/歌舞伎・夏祭」
-------- いっしょ-けんめい 【一所懸命】------
(名・形動)[文]ナリ
(1)武士が、生活のすべてをその所領にかけること。
(2)「一生(いつしよう)懸命」に同じ。
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とある
以下NHK文化放送研究所ホームページによると
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「一所懸命」[イッショケンメイ]は、「昔、武士が賜った『一か所』の領地を命がけで守り、それを生活の頼りにして生きたこと」に由来したことばです。これが「物事を命がけでやる」という意味に転じて、文字のほうも「一生懸命」[イッショーケンメイ]とも書かれるようになりました。今では、「一所懸命」よりも「一生懸命」と表記・表現される場合が多くなっています。
多くの辞書が今も両方を見出し語として載せていますが、新聞社や雑誌社では、外部からの寄稿などを除いて「一生懸命」に統一しているところが多いようです。放送でも「一生懸命」を使っています。
最近、いわゆる「会社人間」の仕事ぶりをもじって、「一社懸命」という表現も見かけました。
ちなみに、「一所懸命」と同じ「一所」を使った四字熟語の「一所不住」[イッショフジュー]は、「主として行脚僧が諸所をまわって『一か所』に定住しないこと」「居所が一定しないこと」を意味します。
(回答者 研究主幹 豊島秀雄)
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だそうだ
一ヶ所だけ頑張れば良いのかと思ったらそうではないようだ。
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