今の日本の教育じゃ国際社会で通用しない

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国際学力テストPISAで日本が順位を落としたとして、学力低下が騒がれた。
今、注目を集めているのが、常にトップを連ねるフィンランドの教育法。
「競争をやめたら学力世界一」なんて本も出版されているくらい、フインランドの教育メソッドは、日本の教育を根本から揺るがす。
フインランドの学力の高さを示すバロメーターとして、フインランド人の読書率の高さである。
公立図書館の利用率も世界一で、国民一人当たりの貸し出し数は21冊、それに比べ日本は4.5冊。図書館の利用率であるから、買って本を読んでいる人の数は含まれてなく一概に比較は出来ないが、それでもフインランドの読書率は高い。
(昨年、フインランドの教育現場を視察したレポートを見つけたのでそちらをごらん頂きたい。)

学力低下と並んで懸念されるのが、語学力である。
先月、後藤寺小学校児童21名を引率して韓国に二泊三日のホームスティに連れて行った。
昌原市にある吐月(とうる)初等学校と10年来に及ぶ相互のホームスティ受け入れ事業を行っている。
ここの学校は韓国でもモデル校的存在の進んだ学校ではあるが、驚くのがコンピューター教育と英語教育だ。
1年生のときから、パソコンと英語の指導を受けている。
専科の先生が指導に当たるそうで、他の音楽や理科、体育といった教科も専任がいるらしい。

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毎回そうであるが、英語の多少出来る日本の子どもは、韓国の子と、どうにかコミュニケーションが取れるが、そうでない子は覚えたてのハングルを伝えるのがやっとでコミュニケートするまでは、なかなか出来ない。また各家庭にはたいがいパソコンは揃っていて、日韓翻訳ソフトを使って意思伝達を行った子どもも居たようだ。

それと驚かされたのは、学校図書館の充実。図書室にもパソコンが設置されていて公立図書館とオンライン化され学校にない本の内容も調べることが出来るらしい。
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更に驚くのは図書館の利用率が日に50%。1200名いる児童の半数が図書館を利用するというのである。

吐月の子どもたちは、非常に積極的で好奇心旺盛である。
韓国は、日本以上に受験戦争が厳しく教育熱心だと聞くが、学校での姿を見る限りでは、のびのびと元気に育っているように見受けられる。

既に、日本の子どもたちは、一歩出遅れているようだ。このままでは、国際社会の中で通用しなくなるのでは・・・

ゆとり教育を見直すそうですが、根本的に日本の教育メソッドを組みなおす必要があるのではないでしょうか?