ある会合で福岡県立大学の中村教授のレポートを拝見した。中村教授は、今増え続けるフリーターの問題を危惧され、フリーターを生む背景について研究されていた。自分に合った仕事が見つからないと言う理由で定職に尽きたがらないし、親に比較的経済力があり、いつまでも脛がかじれる環境にあるとフリーターになる傾向がある。
教授の結びはこうである。
「このままフリーターが増え続け、低所得層が増加すると、税収入が減り、年金制度が崩壊し、挙句の果ては国の崩壊に繋がる」
おそらく、この想定は、現実のものとなって行くような気がしてならない。
このレポートの中で興味深い統計を取っていた。それは、学歴と就職の関係だ。「人権問題に繋がりかねないので公開はしていません」と断られてから見せていただいたその資料には、最終学歴とフリーターの割合について統計していた。
明らかに高学歴のほうが定職率は高く、さらに有名大学出身の方が高収入の職に就けるという結果が出ていた。また、家庭の経済状況と子どもの最終学歴も比例している。
資料によると、経済的に裕福な家庭のほうが、子どものときから塾に通ったり家庭教師に付いたりして、より高度な学力を付けられるというのだ。
企業は、学歴よりも実力主義と言いながら、やはり多くは、出身大学で選んでいる。実力を見るには机上と面接では限界があるからだろうか。
統計的に見れば、確かに、今の現状は、そうなのかもしれない。
でも、貧乏人でハングリー精神を持って育った家庭に、統計には表れない極少数の優れた人材が育つことも確かだろう。
私は、後者に期待をしたい。
是非とも、今からの時代は、望む者には、誰にでも公平にチャンスが恵えられ、実力を発揮出来、優れた才能は、どんどん伸ばしていける、そんな社会になってほしいものだ。
フリーターの皆さん、自由人のようで聞こえはいいが、一人前の社会人として認めてもらえません。どうせ自分にあった仕事をしたいなら起業家を目指しましょう。
グッチ ベルト
今日は よろしくお願いしますね^^すごいですね^^