明日はわが身の塾運営

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 後藤寺バスターミナル前の個別指導塾の正面入り口横にテナント募集の張り紙が張ってあり、塾の撤退を直感しました。
 11年前私が塾経営にかかわりだしてから、ペガサス、九大トライ、東進、明光など大手の塾が後藤寺から撤退していきました。
 何とか残ってるのは個人の小さな塾です。塾なんか飲み屋みたいなもので、開設資格は要りませんから腕に覚えさえあれば誰でも開設できます。完全自由競争の世界です。しかし、一応教育の世界ですから、開設の理念がないとただ金を得ようとする根性だけでは結局支持されません。また、開設の理念とか難しいことを言わなくても、すなわち地域に受け入れられる何かを持っていないとやがて消滅する運命を辿ると言うことです。
 大手塾は固定経費の割合が個人に比べて圧倒的に高い。外観、内装、装備すべき機材が都会での必須レベル同様田舎でも要求されて、生徒が減って需給のバランスが保てなくなるとそれで経営はお終いとなる訳です。
 それもこれも根っこは、おそらく少子化による市場の縮小と所得の減少です。昔は、NTT、三井タイルや鉱山に勤めるお子さんも預かりましたから企業の撤退で塾通いの生徒も減少しました。
 春風が吹けば桶屋が儲かる。政治がしっかりすれば産業が育つ。私は、この信念の下に政治と教育を追求しています。
 皮肉なことに生徒に知恵をつければつけるほど、田川を敬遠して去っていきます。公立中学より私立中学。田川より嘉穂、鞍手、小倉と。このジレンマと葛藤しながら田川の振興を、田川の子供たちの学力水準向上に取り組まなければなりません。
 公教育は財源が税金ですから親方日の丸です。一方塾は明日は知れない風任せです。

 英光学院がどうすれば後藤寺で1年でも存続できるか、是非皆様のお知恵をお貸しください。
   
       今年の春期講習は
         3月27日から30日の日程で
         1教科5コマを無料サービスで実施します。
         無料の部分だけでも参加OKです

               個別指導英光学院
                塾長 櫻井英夫