600万の工事費で井上陽水公園が糸田に完成したとか。
田川に色々公園がありますが、かの有名な井上陽水の名前を冠した公園は稀少価値があると思います。これをただ名義借りに終わらせるのでなく、陽水顕彰の場所にしたら良いと思います。
陽水さんの良いところは、テレビきらいで知られているように、単なる芸人でなく楽曲にしっかりした芸術性を持っていて、社会や流行に媚びないところにあります。社会風刺でも、ラブソングでもそこにちゃんとメッセイジがあり、物語があります。私が楽曲を作るにも参考にしている点です。
陽水ファンとしてはいずれ彼を頂いて、田川に一肌脱いでもらうよう働きかけしたいと思っています。糸田の黒土さん、是非ご協力ください。
さて、 新曲が今朝出来ました。夢の中で歌っていましたから、世に出して良いというサインだと思います。
私の曲は、不思議なことに夢の中で完成していきます。
寒椿
1 雪の重みに耐えて咲く
紅色香る凍中花
寒さ緩めば涙雨
八重の花びら散らすのか
冬を彩る寒椿
2 つぼみ一輪茜さす
やがて花咲く日も近い
今日を紡いで明日を織る
そっと触れたい夢の枝
春へ旅たつ寒椿
3 阿蘇風そよぎ空渡り
天与の恵みと仰ぎ見る
二人後越えた田原坂
どんな苦労があろうとも
今を生き抜く寒椿
原作は田川市新町の平井信義さん。氏は5−6曲自分で歌を作っています。彼の曲を2曲ほど編曲して私も歌っています。
大変な苦労人ですが、会社を経営され何人も従業員を雇用され、地域に貢献しています。歌作りは趣味の世界ですが、中々のものです。
この詞は阿蘇を旅行した時に、旅館の仲居さんの打ち明け話に感動して出来たそうで、仲居さんはもともと大きなホテルのお上だったようですが、倒産して借金背負い仲居になったとか。事業を大きくすると倒れた時の痛手も大きく、そんな仲居さんを励ます意味で歌詞を書いたとのこと。
歌詞をもらってから、かの姉歯元設計士の妻が飛び降り自殺したニュースを聴きました。坊主に憎けりゃ袈裟まで憎いといわれますが、家族の心情を思うとき複雑な思いに駆られます。
奥さんが命を以って償いとしたならば、この社会の病理は何とかならないものかと無常を嘆くことしか出来ません。私流では歌って紛らすことでしょうか。
試聴ご希望の方はご連絡ください。意外なことにメジャーコード進行で作っています。
シンガーソングライター
さくらい英夫